家庭医専門研修プログラム

徳島大学総合診療医学分野が関わっている研修プログラムについてご案内をさせていただきます。

「田舎の医療と都会の医療のいいところどり、へき地から国際医療へ、いろいろなところで貢献できる医師を目指す人集まれ」をテーマとしております。

 

そのプログラムは3つあり

南阿波総合医・家庭医プログラム(Ver1.0)

南阿波総合診療医養成プログラム(Ver2.0)

徳島大学AWA 広域総合診療医養成プログラム(Ver2.0)

となります。

 

プログラム全体で9名が研修中で、家庭医療専門医を1名を輩出しています。

 

南阿波総合医・家庭医プログラム

南阿波総合診療医養成プログラム

徳島県県南の徳島県立海部病院を基幹病院とし家庭医療専門取得可能な3年間のコースです。

 

徳島大学AWA 広域総合診療医養成プログラム

徳島大学総合診療医学分野がコントロールタワーとなり、徳島県全域の医療機関をローテーションし、家庭医療専門取得可能な3年間のコースです。

 

いずれも徳島大学総合診療医学分野との連携を密にし、在宅から救急、病棟から在宅、研究から災害医療、国際医療とさまざまなフィールドで研修できるのが特徴です。

 

プログラムの特徴

詳しくは

徳島大学総合診療医学分野のホームページhttp://www.tiiki.umin.jp/

をご参照ください。

 

○基幹病院とその近隣の診療所、また基幹病院で対応が難しい3次救急の患者が転院となる高次医療機関を病院群として設定しています。つまり、指導医や専攻医の施設間交流が容易であり、患者が高次病院に転院し、そして在宅に戻って元の生活に戻るまでの経過をみることができます。総合診療医として、時間的・空間的に患者、家族の側に寄り添うことができるプログラムです。

 

例えば、あなたが救急外来担当であったとします。70歳男性が胸痛で救急搬送されてきました。病歴、身体診察、限られた検査から、心筋梗塞と診断します。バイタルサインを見ながら適切な初期対応をおこない、高次医療機関にコンサルトし、ドクターヘリ要請をおこないます。数日のうちに高次医療機関から転院の相談がきます。すみやかに受け入れをおこない、主治医として亜急性期を当院で管理、リハビリをおこないます。その後、外来でフォローアップし、必要なら生活習慣の改善、禁煙指導をおこないます。田舎の病院ならではの、優しい患者医師関係の中、貢献感を持って成長できるでしょう。

 

〇医療リソースが乏しい地域ならではの面白さがあります。退院調整もそうでしょう。退院においてケアの調整をきちんとしないと患者、家族が家に帰っても困ることになります。都会なら、急性期病院は亜急性期を診てくれる病院に転院したら大丈夫ですが、田舎ではきちんと整えないといけません。本人の思い、家族とのやりとり、医師、看護師のみならず、薬剤師、リハビリ専門職種、歯科医師や歯科衛生士、管理栄養士など数多くの専門職種との連携が必要になり、その舵取りをしないといけません。それがおもしろいのです。

 

〇在宅医療も研修できます。例えば海部病院は訪問診療月30-40件、在宅看取りは年間20-30件あります。自分が主治医として上記のように診てきた患者さんを、看取りも考えた在宅医療の主治医となって、患者、家族に関わっていけるのは、医師としてやりがいもあり、たくさん成長できると思われます。

 

〇Academic GPへの道があります。

当プログラムは徳島大学総合診療医学分野との関わりが強く、家庭医療に関する研究や教育研究もしています。希望者は、社会人大学院生として博士課程・修士課程の併願ができ、学位取得もできます。

 

〇目の前の患者に自分のできることをする、一人でなく多職種と連携する、また何がないかではなく、今あるリソースを最大限に使うといった総合診療マインドを持った医師と災害医療、国際医療はシンパシーのある方々もいると思われます。当プログラムは研究のみならず、災害医療、国際医療も学ぶ機会を作っています。IPIMという制度があり、当プログラムの研修を終え、4年目の勤務のときに3ヶ月間、給与、身分保証ありで海外医療活動ができるという制度も整えております。

 

プログラム連携施設

〇総合診療(Ⅰ)

徳島県立海部病院、日野谷診療所など9施設と連携

〇総合診療(Ⅱ)

健生病院、上那賀病院など5施設と連携

〇内科

徳島大学病院、鳴門病院など7施設と連携

〇小児科

徳島県立中央病院、徳島赤十字病院など5施設と連携

〇救急

徳島県立三好病院、田岡病院など6施設と連携

 

カンファレンス・勉強会など

 

〇モーニングカンファレンス

徳島県立海部病院では、毎日朝8時よりモーニングカンファレンスをおこなっており、救急や外来での興味深い症例や、治療方針の決定の相談、抄読会やレクチャーなど、さまざまな観点から勉強できます。

 

〇総合診療セミナー

徳島大学病院で毎週金曜日に、医局会の中でセミナーをおこなっております。診断推論、身体診察のポイントから胸部レントゲン、心電図の読み方など、お互いの知識を共有し高めていきます。

 

〇地域医療教育研究会

年に2回、徳島大学総合診療医学分野が主催となって、学生、研修医、家庭医療専攻医、指導医が集まり、情報交換しあう場です。

 

〇SAKURA-GMカンファレンス

地域医療に興味のある学生のサークルである地域医療サークルが主催し、研修医、家庭医療専攻医、指導医と一緒に臨床推論や家庭医療について学んでいく場です。

 

〇徳島で国際医療支援を考える会、AIMS-T

徳島大学総合診療医学分野の鈴記助教が中心となって、国際医療支援に携わる者とその分野に興味を抱く研修医、医学生が集まり、徳島から発信する国際医療支援の現状、これからの可能性、新たな展開などについて意見交換が行える機会を持てるような会を定期的に開催しています。

 

〇IPIM(Internship Program for International Medicine)

徳島県立海部病院と協力し、卒後3年目以降の国際医療に興味のある専攻医・後期研修医に期間中、もしくは期間後に、3ヶ月を限度に国内外で国際医療に対する研修を受けることができます。その期間は専門研修期間とはなりませんが、国際医療に興味のある先生方には非常にモチベーションをあげてくれる制度と思われます。その研修場所の提供は、国際医療支援を行う複数の団体が協力してくれます。

 

つまりは田舎医療、都会医療のいいところどりのプログラムを目指しています。

また徳島大学総合診療医学分野との密に連携しており、教育、研究の面でも充実した研修となるでしょう。

やりがいを持ち、楽しく医療をしたい方はぜひご連絡ください。

 

連絡先:

770-8503 徳島市蔵本町三丁目18-15
徳島大学大学院医歯薬学研究部総合診療医学分野

088-633-9656(TEL): 088-633-9687(FAX)

メールアドレス: hitohanaproject@gmail.com (プログラム責任者 田畑良まで)

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